レザーの種類とお手入れの方法そして天然皮革と合成皮革の見分け方

『レザーには様々な種類がある』

レザーと言うと皆さんは革製品を思い浮かべるかと思います。しかし革には様々な種類があり、その素材によって見た目や質感や柔らかさなどが変わってきます。
そこでまずは簡単に主流の革の種類を説明していきます。

■牛革…牛革には様々な種類があります。

⇨カウ…生後2年のメスの牛の皮を使用。柔らかく丈夫なので様々な革製品に用いられます。

⇨キップ…生後1年以内の子牛の皮を使用。後述するカーフに次いで上質な皮なので高級な革製品に用いられます。

⇨カーフ…生後6ヶ月以内の子牛の皮を使用。最も上質な皮なので繊細で傷も付きやすいですが、ツヤ感や柔らかさなどにより高級革製品に多く用いられます。

よく用いられる牛革を紹介しましたが、実はもっと種類があります。今回ご紹介した牛革は一般的によく革製品として用いられるため、これだけでも覚えておくことで今後革製品を購入した際にお手入れや使用方法に気を付けて使用することが出来るようになります。

■馬革…馬革には基本的に2種類があります。

⇨コードバン…馬の臀部(お尻の部位)の皮を使用。1頭の馬から採取出来る量は非常に少なく、さらにかなり繊細で傷が付きやすいのですが、かなり綺麗でしなやかな質感なので革の宝石とも呼ばれます。

⇨ホースハイド…主に馬全体の革を使用します。牛に比べると運動量が激しいため傷が多く付いていることが多いですが、上質な皮を採取した場合は高価な値段で衣服類に用いられます。

『その他の天然皮革』

・豚革
・山羊革
・鹿革
・羊革

このように天然皮革には様々な動物の皮が使用され、それぞれの革製品で値段や質感などもかなり左右されてきます。もし今後革製品のアイテムを購入する際に店員さんにどんな革を使用しているか、そして特徴なども聞くと良いでしょう。
天然皮革はやはり合成皮革(フェイクレザー)よりも丈夫で経年変化(エイジング)によって色の変化やツヤが出てきたりするため、かなり愛着が湧きます。

『革製品のお手入れには』

革製品と言っても靴や財布や鞄、そして小物やアクセサリーと多くの製品に使用されています。そのためアイテムごとにお手入れの頻度なども変わってくるのです。
特に革靴に関しては一番傷が付きやすいアイテムなので日々のお手入れがとても重要です。

革製品のお手入れグッズには、ブラシ、汚れ落とし用のクリーム、そして油分を補給させるクリームなどがあります。そこで簡単な革製品のお手入れ方法を紹介します!

■まずはブラシで埃や汚れを落とす。

■湿った布でしっかり汚れを落とす。

■乾いた布で水分を拭き取る。

■汚れ落とし用クリームで革製品を磨く。

■革に油分を与えるため油分補給クリームを付けて磨く。

この5ステップでお手入れは終わりです。しかしもっと細かいお手入れについては革製品専門店でしっかり聞いておくことをおすすめします。
日々のお手入れをすることで革製品はより長持ちしますし、綺麗な状態を保つことが出来るので是非お手入れを小まめに行いましょう。

『天然皮革と合成皮革の見分け方』

革製品を選ぶ際に「これは本革?合皮?」とパッと見た感じでは分からないことが多いですよね。そこでタグを見ることで「牛革」や「合成皮革」などの表示がされています。さらに天然皮革には革独特の匂いがあるため匂いで判断することも出来るのです。特に天然皮革の革製品専門を扱うお店に入ってみると革の匂いが充満して「これが本革の匂いか…」と分かるくらいです。

大人の男を目指すならば本革の製品を選びツヤ感や質感、さらに経年変化を楽しんでみてはいかがでしょうか?それにやはり合成皮革の製品は雨などの水には強いですが、どうしても安っぽく見えたり汚れ安かったりするため、本革の製品を選びましょう。
そして本革の魅力を知ることでより大人の階段を1つ上がることが出来るはずです。

2017年3月6日 レザーの種類とお手入れの方法そして天然皮革と合成皮革の見分け方 はコメントを受け付けていません アクセサリのお手入れ